サイクルサッカー男子はたちかわ CSC 1(田中・平野) が悲願の初優勝。
冷静な平野のキーパーと右サイドからの田中の積極的なオフェンス、オフェンスから得たコーナーキックを着実に物にする試合運びで勝ち進み、
準決勝では連覇を狙う RSV OSAKA 1 を PK 戦の末退け、決勝でも新進気鋭の BIKOT を抑え、優勝を勝ち取った。
BIKOT は予選で引き分けた蔵前を PK 戦の末退けたものの、決勝では一歩及ばない結果となったが、そのポテンシャルの高さを遺憾無く発揮した。
サイクルサッカー女子初代チャンピオンはウッドモック。
決勝ではウッドモックが攻め続け、KRV がしのぎ続けるという展開になり、
試合終盤まで 0 - 0 の膠着状態となったが、ウッドモック木澤が相手ゴール近くで得たフリーキックを着実に決めて、接戦を制した。
女子大会は初の試みであったが、気持ちのこもったプレーが展開され、非常に見応えのあるゲームとなった。
サイクルフィギュア男子は一人のエントリーとなったが、中川が力強い演技で、着実な成長を見せた。
まだ若いものの日本の第一人者としての貫禄を感じさせる内容であった。
サイクルフィギュア女子は近藤菜月が優勝。過去の日本サイクルフィギュア女子プレーヤーがなし得なかった技も随所に取り入れ、
ますます成長を感じさせる演目となった。國久も世界選手権出場を経て、演技に自信が見られるようになった。
滋賀C.F.Cブルーレイクエンジェルの若い選手たちも、着実な成長を見せており、今後の成長が期待できる演目となった。
今回は 50 回記念大会ということで、特別企画「Legendary Champion’s」を開催。 第一回サイクルサッカー優勝者の有川氏を始めとして、多数の歴代優勝者に集まっていただいた。 どのチームも、始めから勝てていたわけではなく、幾度となく悔しい思いをしてそこから這い上がっていった経験を持ち、 それにより全日本選手権の優勝を掴んでいたということも、歴代優勝者から伺うことができた。